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2026.09.16

「健康経営の未来を、群馬から全国へ」2026ぐんぎん健康経営セミナーを開催

2026年9月9日、群馬銀行本店で「2026ぐんぎん健康経営セミナー」が開催されました。(主催:株式会社群馬銀行、共催:株式会社アイセック)

テーマは「健康経営の未来を、群馬から全国へ『つなぐ』」。会場とオンラインを合わせ、全国から260名以上が参加しました。

セミナーでは、政策を担う経済産業省、健康経営優良法人認定制度を運営する事務局、健康経営を研究する専門家、そして実践企業である群馬銀行がそれぞれの立場から登壇。

後半にはアイセック代表取締役CEOの木村大地がファシリテーターを務め、「健康経営を企業単体の取り組みから地域の成長戦略へ」をテーマにパネルディスカッションが行われました。

健康経営は「認定取得」がゴールではない

セミナーではまず、経済産業省 商務・サービスグループ ヘルスケア産業課の村中秀行企画官が、健康経営政策の現在地と今後について説明しました。

講演では、従業員の健康への取り組みが採用や企業ブランドなどにもつながっていることが紹介され、就職・転職希望者の約6割が「企業が健康経営に取り組んでいること」を、就職先を決める際のポイントとしているとの調査結果も示されました。

続いて、健康経営優良法人認定事務局の藤尾典篤氏(日本経済新聞社)が認定制度の最新動向を紹介しました。藤尾氏が強調したのは「100社100通りの健康経営」です。

企業によって経営課題や目標は異なります。認定取得そのものを目的にするのではなく、それぞれの企業が自社に合った健康経営を実践し、その取り組みを社会から評価してもらうための仕組みが認定制度であると説明しました。

産業医科大学名誉教授の森晃爾氏からは、さらに健康経営の本質に踏み込んだ話がありました。森氏は、健康経営によってまず目指すべきものは従業員の健康であり、その取り組みを通じて健康的な企業風土が生まれ、結果として会社の発展へつながっていくという考え方を紹介しました。

健康経営を単なる福利厚生や認定取得のための活動ではなく、「人を大切にする経営」そのものとして考えること。登壇者それぞれの話から、共通するメッセージが浮かび上がりました。

「従業員を大切にする文化」をデータで可視化

続いて、群馬銀行HRマネジメント部の山岸舞氏が、同行の具体的な取り組みを紹介しました。

長年続けてきた巡回健康相談をはじめ、群馬銀行の健康経営の特徴は、人と人との対話を大切にしていることにあります。

一方、近年はそこに「データ」という新たな視点が加わりました。

アイセックは群馬銀行の健康経営を支援する中で、健康診断や勤怠など約11万件のデータを用い、計62通りの分析を実施。これまで積み重ねてきた取り組みが従業員にどのような効果をもたらしているのかを可視化し、健康経営戦略の策定を支援しました。

山岸氏は講演を「健康経営は制度ではなく文化、そしてその文化を進化させるためにデータを活用している」とまとめました。

長年培ってきた「人を大切にする文化」と、データによる客観的な分析。この二つを組み合わせることで、群馬銀行の健康経営は新たな段階へ進んでいます。

「企業単体」から「地域の成長戦略」へ

後半のパネルディスカッションでは、アイセックの木村がファシリテーターを務め、「健康経営を企業単体の取り組みから地域の成長戦略へ」をテーマに議論を進めました。
議論の中では、企業規模にかかわらず取り組める健康経営や、経営層・管理職の役割、従業員との対話、外部から評価されることによって社内にもたらされる変化など、さまざまな視点から意見が交わされました。

参加者からも、それぞれの立場で新たな気づきが得られたとの声が聞かれました。
初めて健康経営優良法人の認定取得を目指している種苗メーカーの人事担当者は、「従業員の健康と組織のベクトルを合わせていくことや、会社が従業員を支援しているというメッセージを伝えることが大事だと感じた」と話し、今後は管理職から方向性を共有し、全社へ浸透させていきたいと語りました。

また、すでに「ホワイト500」の認定を受けている社員1,000名を超える製造業の担当者からも、「従業員の声を聞いているつもりでも、それを戦略的に落とし込めているかは見直す必要があると感じた」との声がありました。

健康経営をこれから始める企業にも、すでに取り組みを進めている企業にも、それぞれの「次の一歩」を考える機会となりました。

群馬から、健康経営の新たなモデルを全国へ

今回のセミナーは、群馬銀行が自社で培ってきた健康経営の知見を、地域へ広げていく新たな一歩となりました。

群馬銀行の山岸氏は開催の背景について、健康経営銘柄に2年連続で選定されたことを受け、「自分たちだけの取り組みにとどめず、地域の皆さまへ波及していくことが大切ではないかと考えた」と説明します。今回のセミナーは、そうした地域への発信の「第一弾」として企画されました。

開催後には、参加者から「とても参考になった」「ぜひ情報交換をしてみたい」といった声も寄せられたといい、山岸氏は「開催してよかったと実感している」と振り返りました。また、セミナーを案内する過程では、群馬銀行の行員自身が「自分たちの会社ではどんな健康経営をしているのか」と関心を持つきっかけにもなったといいます。

群馬銀行とアイセックの連携は、同行が自らの健康経営を外部の視点から改めて検証するため、アイセックの支援を受けたことから始まりました。その中で、群馬銀行が長年「当たり前」として続けてきた取り組みこそが一つの特徴であることが見えてきたといいます。山岸氏は今後について、「健康経営の次のステージを一緒に取り組んでいけたら」と期待を寄せました。

一方、アイセックの木村は、地域金融機関が大企業から中小企業まで多くの企業との接点を持っていることに触れ、金融機関が健康経営の普及・啓発を担うことには大きな意味があると話します。今回の取り組みを一つのモデルとして、今後は自治体などとも連携しながら、他の地域へ広げていきたいとの展望を示しました。

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企業の中で育まれてきた「従業員を大切にする文化」を、データによって可視化し、その知見を地域へ、そして全国へつないでいく。
アイセックは今後も、群馬銀行をはじめとする地域の皆さまとともに、健康経営を通じた企業と地域の持続的な成長を支援していきます。

健康経営の取り組みを始めたい企業の皆さまへ

「健康経営に取り組みたいけれど、何から始めればいいかわからない」「自社に合った取り組みを進めたい」という企業の皆さまに向けて、アイセックでは健康経営の推進を支援しています。

自社の現状や課題の整理から、健康経営の戦略づくり、具体的な取り組みの実践まで、詳しくはこちらをご覧ください。

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