【推薦者の応援メッセージ】
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浅野 健一郎

一般社団法人 社会的健康戦略研究所 代表理事
株式会社 フジクラ健康社会研究所 代表取締役 CEO
浅野 健一郎 Kenichiro ASANO

「隊長!も、もうダメっす!」と若者の声が、風雪の中、微かに耳に届く。まだ先頭を交代してから数歩しか歩いていない状況下、私は幻聴だろうと聞き捨てた。
ここは風雪荒れる冬の八ヶ岳稜線上。折しも大雪が降った直後であったためトレースは消えてなく、スノーシューを履いていても登りは腰までのラッセルとなる。「隊長!もう登れません!」と、今度ははっきりと悲痛な叫びが耳に入った。その声の主は、何を隠そう木村大地君である。
やむなく先頭を交代しピークまでラッセルをしながらルートを見定め登れる道を造りだす。
ピークからは程なく樹林帯の下りとなり、日暮れギリギリに無事山小屋に到着することができた。

大地君と知り合ったのは約10年前に遡る。彼がまだ最初の会社を起業したばかりの頃である。
そして彼は今、二度目の起業にチャレンジしている。

私は、世間から健康経営のパイオニア的存在に見られているが、未踏の地に新たな道を造ったのではない。残念ながら現在は、殊更「健康、健康、健康!」と常に健康を意識させ続ける社会になってしまっている。私は、この人々に「健康」を常に意識させる「不健康」な社会、そして健康でいなればいけないとの強迫観念を持つ「健康」な人々の「不健康」な状態から、健康な社会と本当の意味での健康な人々を取り戻したかった。目指すのは、「健康」があまりに身近な存在であるがゆえに、そのありがたさを日常では気がつかない空気の様な社会を取り戻すこと。今この登ることが非常に困難になってしまった山に、見えない足元の旧い道を感じつつ、新しいルートをラッセルしながら一歩一歩切り拓いている最中なのである。

大地君が健康の領域で新たに事業を立ち上げ、新しいルート構築にチャレンジしていく中で、どの山に登っているのか、方角は合っているのか、ルートはこれでいいのか、ペース配分はこれで間に合うのか等々、過酷な自然環境の中で一緒に登った山々での経験を活かし、一歩一歩着実に前に進みながら、多くの困難を乗り越え、目指す高みに至る新しい道を造り出して欲しい。
そして多くの後進の人々がその道を辿って、その高みに到達できることを期待している。

佐藤 幸示

一般社団法人新潟県労働衛生医学協会 会長
佐藤 幸示 Koji SATO

私は新潟大学医学部第一内科を経て、県立がんセンター、小出病院など臨床の現場で内分泌代謝や糖尿病の臨床に長く携わり、退官後は、1962年創立の当協会に移り、県民の皆様の健康を願いながら、人間ドックや健康診断を受診される皆様をお迎えする一方、予防医学のエキスパート機関として、県民の皆さまから「安心」と「信頼」をいただけるよう、検査精度の向上や体制強化に努めてまいりました。
 
こうした活動の中で、健診と臨床の橋渡しの重要性に気づきました。これからは、健康診断のビッグデータと治療や服薬データに連結させ、これを分析し、今まで以上に新潟県民や国民の健康寿命延伸に寄与できる仕組みの構築が必要になり、また、エビデンスベースでの、疾病リスクや生活習慣の改善に係るアプローチや情報発信がより重要な時代となるのではないかと思うようになりました。
 
そうした中、私の母校である新潟大学では、公認ベンチャー企業の第一号としてアイセック社を認定いたしました。未知の領域である医療健康ビッグデータ分析をもとに、正しいエビデンスとともに新たな仕組みづくりを創出されることを目的としており、私もそうした活動を期待しています。
 
同社の代表取締役である木村さんは当会に在籍していたこともあり、若いながらもオンライン禁煙事業等、様々な保健事業とその成果により、県内外の健康保険者から大きな評価を得て、医療分野におけるパイオニアとして活躍が期待されている若手経営者であります。
また同社には、同社が取り組む保健事業やデータ解析に医学的な裏打ちを与えるため、新潟大学医学部血液・内分泌・代謝内科学講座の曽根教授や、同大学に当協会が開設した寄附講座『生活習慣病予防・健診医学講座』の特任教授である加藤先生等、多くの研究者が役員として参画しています。
 
経営陣に、糖尿病等の生活習慣病にかかる臨床経験が豊富であり、かつ関連するビッグデータ研究において世界で最も注目されている曽根先生を中心とした研究者のグループが関わっていることは、同社が行う各種事業に医学的な裏打ちがなされているということであります。同社の事業活動の成果は、やがて県民の福祉の向上に大きく貢献するものと確信し、今後のアイセック社のご活躍、ご発展を心より応援いたします。

中家 良夫

内田洋行健康保険組合 元事務長
中家 良夫 Yoshio NAKAIE

この度は、木村さんが自らの熱き想い「健康を全うする新しい文化を創出する」ために、新潟大学医学部と連携して大学発ベンチャー「株式会社アイセック」を設立され、心よりお祝い申し上げます。
2017年3月に木村さんと一緒に内閣府規制改革推進会議に参加し、大臣に「オンライン診療規制緩和の提言」を行い実現しました。
又、厚労省のデータヘルス公募事業に2015年から2年連続で採択され、木村さんが創業した㈱リンケージが提供する「オンラインによる保健指導と禁煙外来」の実証事業を一緒に行いました。木村さんは、理念として「健康診断事業のあるべきカタチを追求し、世界の不健康寿命の縮小に寄与する」を掲げ、外部コミュニティの場「健診オタク会」を自ら立ち上げ、「健康経営NEXT」など多くの同志の仲間をリーディングされ、価値ある社会的貢献に寄与されました。
国策であります健康寿命の延伸を目指して、大学・医学界と自治体や産業界との協働事業を実践され、その成果を、新潟から日本全体、そして、世界に発信して下さい。末尾ながら、㈱アイセックの益々のご発展と皆様方のご活躍を祈念致しまして、お祝いの言葉とさせて頂きます。

髙瀬 晃一

名糖健康保険組合 常務理事
髙瀬 晃一 Koichi TAKASE

健康寿命延伸の新たな寵児としてこれからの超長寿社会に貢献し、その卓越した力が一人一人のヘルスリテラシーの向上に寄与されることを願う

名糖健康保険組合、常務理事の髙瀬晃一と申します。
株式会社アイセックの木村大地社長に一言メッセージを贈らせて頂きます。
このたびは起業、また本格始動、おめでとうございます。
木村社長とは、特定健康診査制度がスタートした直後の2009年、木村氏が厚生労働省のXMLデータ円滑活用ソフトの開発と販売を手掛ける企業の一責任者であった時にお会いしたのがきっかけです。
当時から、年相応にない凛とした落ち着きとしっかりした考え、度胸と営業力、それに鋭い洞察力もあり、いずれは分析を基軸とする起業を自ら起こされる方と、お見受けしておりました。
数年後に起業され、様々な取り組みで産業保健に貢献されて来られた事は周知のとおりです。
そして今般、アイセックを立ち上げられ、健康寿命延伸に係る極めて有力な担い手と成るべく、再び始動された事を大変喜ばしく思います。
剣道にも通ずるぶれない姿勢と真っすぐな視線、そして、お会いするたびに、何より「人が好き」な方なのだと感じます。
木村社長であれば、今まで、そしてこれから木村社長が出会う数多くの人とその向こうにいる無数の方々に健康という幸せを届けることができると確信しています。
私も健保業界に在籍し早20年以上経過しましたが、未曽有の勢いで超高齢化が進み、国民皆保険制度の存続を維持するための難問は山積し、日々研鑽する毎日です。
ここ数年は、高額薬剤の増加と介護保険制度の拡大、医療保険者間の財政調整による運営への圧迫が、医療の進歩と超長寿社会の進展と相まって、社会保障制度全般の財政を脅かす喫緊の課題を提供しています。
一人一人に健康への関心、いわゆるヘルスリテラシーを高く持たせることで、限られた財政インフラを最大限有益に活用出来るよう、アイセック木村社長には是非ともその羅針盤の役割を担い、これからの窮地を救って戴けたらと願っております。
今後のご活躍、社会貢献を心より応援申し上げます。
以上

奥村 芳弘

ファーストリテーリンググループ
FR健康保険組合 常務理事
奥村 芳弘 Yoshihiro OKUMURA

木村さんが主催していた「健診オタク会」で出会いました。
その後も、インフォーマルな集まりで、「安倍塾」、「健康経営NEXT」などに参加させて頂きました。
同じ志を持つ有志が、土曜や平日に集まり、知識見聞を深め、著名な先生のお話を拝聴させて頂いたり、時には熱い議論を交わす、そんな集まりの中心にいたのが木村さんでした。
木村さんは剣道の先生がお亡くなりになったことを受け、健康の大切さに目覚め、ヘルスケア事業のアントレプレナーとして、東京都港区浜松町の新規創業者が集まるビルで創業されました。
私は健康保険組合という立場、木村さんはヘルスケアの事業者としてのお互いに信頼できる関係として、今もお付き合いは続いています。

木村さんが持っている厚い人望(popularity)、あふれるバイタリティ(vitality)、チャレンジャーな努力家(challenger)、冷めることのない起業家精神(entrepreneur) 、強い志(strong will)、ホスピタリティの高い思いやり(compassion)など、これからも木村さんの中で燃え続けることでしょう。

木村さんはオンライン面談などの新しいメニューをプロデュースして業界を引っ張ってきたと言っても過言ではありません。
まさしく、現場のニーズに応えるべく、アイデアだけではなく、行動を伴う頼もしいナイスガイです。
これからも、立場は違いますが、お互いに刺激しあい、これからのヘルスケア・マーケットで、走り続けましょう!

鵜飼 雅信

外資製薬企業健康保険組合 前常務理事
株式会社リンケージ(木村社長の創業した企業) 顧問
鵜飼 雅信 Masanobu UKAI

新潟大学や第四銀行、官公庁、メディア等のバックアアップを受け、株式会社アイセック設立されたこと、心よりお祝い申し上げます。
私が外資製薬企業の健康保険組合在籍時に、志を共にした仲間の勉強会で木村大地さんに初めてお会いしました。
剣道をしていたという凜とした爽やかな好青年という第一印象でした。酒を酌み交わし親交を深めていくと高い志を持った芯の強さも見えてきました。
昔からの生活習慣で地域や職種によっても健康課題は異なってきます。
大学の医学的知見と共に医療健康ビッグデータをエビデンスにし、地域の皆様への健康教育や、事業主が地域の実情に即した分かりやすい施策が提供できるようご尽力ください。
今まで培われた、ICTを駆使した事業を新潟から広められていくことを期待しております。

芹澤 岳志

製薬業健康保険組合 前常務理事
芹澤 岳志 Takeshi SERIZAWA

四国にある医薬品メーカーの健康保険組合に赴任し、「社員と家族の健康」のために何をしたらよいか悩んでいた2016年5月、たまたま参加した大阪のセミナーで木村さんの講演を拝聴し、健康に対する熱い思いに感銘を受け、失礼ながらその場で名刺を交換させていただきました。これが木村さんとの出会いですね。
その後、木村さんが先頭に立って取り組んでおられた「オンライン診療の禁煙外来」で「四国4県で禁煙支援モデルを作り、日本全国に逆上陸させよう」と、徳島の居酒屋で語り合ったことが懐かしい思い出です。

木村さんには、夢を思い描き、それを語り、実現する力があります。
「夢なき者に理想なし、理想なき者に計画なし、計画なき者に実行なし、実行なき者に成功なし。故に、夢なき者に成功なし」
 
新しい会社でも、一途に「健康寿命の延伸」を追い求めていかれることと思います。
新潟発の健康支援モデルを1日も早く全国に展開していってください。
大いに期待しています。

輸送用機器業健康保険組合 前常務理事
柴田 由紀 Yuki SHIBATA

2018年に当健保でオンライン禁煙プログラムを取り入れる時、コミュニケーションがうまくいかなかった前年の業者から切り替え、木村さんのところと新規に契約することになり付き合いが始まった。

笑顔で疲れ知らず、公職多数で飛び回り、健保の課題に話を合わせてくれるというのが第一印象。
仕事は前向きで改善にも積極的、そしてそろそろ禁煙の成果が出始め、軌道に乗ってきた頃、創業された前職を退任してしまった。
やむを得ないと割り切っていたが、「健康を全うできる文化」を作りたいと今回は医学の道と会社経営の両立。

「風を読む」センスも優れている木村さんのことだから、医療保険者が足踏みしている「データ分析」の先に何があるのかを見せてくれるはず。

医学の研究者としての裏付けと前進に迷いのない木村さんの挑戦にいつの間にか興味が湧いて「自然と健康になっていく風土」が夢ではないと信じ始めている。

渕上 武彦

コニカミノルタ健康保険組合 事務長
渕上 武彦 Takehiko FUCHIGAMI

初めての出会いは2016年の保険者機能を推進する会での木村さんの講演でした。 一早く「オンライン診療を活用した遠隔での禁煙外来プログラムなどの保健事業」を世に創出し、私たちが一番大切にする世界で活躍する従業員の健康維持増進に向けたサポートにご尽力頂きました。
私自身も剣道を経験しており、木村さんに同じ経験を踏まえたお話を色々お聴きしました。
表面上では決してわからない「想い」を感じる方に出会う経験はなかなかありませんが、木村さんは数少ないその中の一人でした。

私は業界の今後を語れる程の人間ではないので、個人の想いを書かせて頂きます。
私が作り勝手に好んでいる「無争満花」という言葉があります。
「この世から争いが無くなれば、もっとお花が満ちるんだろうなぁ…」と想いや願いを込めています。

人によってニーズの違いはありますが、日本、そして世界中の人々の「真の幸せ」を実現できる会社になると素晴らしいなと思います。
心から応援しています。