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2025.04.15

新潟大学次世代健康経営共創講座 第2回開催報告

2025年4月14日、株式会社アイセックは、新潟大学および一般社団法人 次世代健康文化創造機構と共同で、第2回「次世代健康経営共創講座」を開催しました。本講座は、健康経営をテーマに専門知識や実践例を共有し、企業の労働生産性向上や健康寿命延伸を目指すプログラムです。

本講座では、新潟⼤学⼤学院医⻭学総合研究科⾎液・内分泌・代謝内科学分野の曽根博仁教授および新潟大学の浅野健一郎特命教授を講師に迎え、3部構成にて講義/討議が行われました。新潟県内企業を中心に、人事担当者や健康管理責任者など多岐にわたる職種の方々が参加し、他社事例等を参照しつつ健康経営の理解を深める機会となりました。

主な内容

  • 第1部(講義形式):「働く世代の健康経営の重要性」
    新潟大学の曽根博仁教授より、「生活習慣病」に着目した医学的エビデンスに基づく健康経営の重要性についてご解説いただきました。企業が健康投資を行う意義、エビデンスに基づいた施策の必要性、そして差別・偏見(スティグマ)の防止までを包括的に取り上げていただきました。
  • 第2部(討議形式):「参加企業の前年度健康経営優良法⼈申請内容レビュー」
    ご参加いただいた企業の方へ事前アンケートを行い、健康経営を推進するにあたってありたい姿と現状、そのギャップについて、新潟大学の浅野健一郎特命教授および弊社取締役木村美樹を講師に討議を行いました。
  • 第3部(講義形式):「企業の健康⽀援の歴史を振り返り、未来を展望する」
    新潟大学の浅野健一郎特命教授より、「なぜ健康診断を受けなければならないのか?」という素朴な疑問に対して、法的・歴史的・倫理的な観点からご解説いただきました。事業者の責任(安全配慮義務)と労働者の責任(自己保健義務)の両立が必要であることを取り上げていただきました。

講座の様子

参加者の声

  • 「持病をもとに差別され、平等に仕事を行えない状況があることを知りました。健康経営担当者として健康の知識をつけることはもちろん、働きやすい環境を整備できるように社員の健康状態に気を配ることが重要だと再度勉強できました。」
  • 「歴史から紐解く健康診断は福利厚生ではない」という内容が非常に印象に残っております。当社においてもこの点において誤解が多くあるかと思いますので、健康診断の活用促進効果を発揮するように、上手く伝えたいと思います。」
  • 「健康経営の担当部門に配属されて半年で、まったく知識がない中で参加させていただきましたが、健康経営に対する熱量をすごく感じることができました。他企業様のお話も伺うことができたほか、事業の形態により異なった課題を抱えている方の考え方を伺うことができ、これからの健康経営推進に対する考え方の指針になったと思います。」

 

2025年度次世代健康経営共創講座の開催につきましては、今後弊社ホームページ等でご案内いたします。
今後も弊社では健康経営推進に貢献する取り組みを継続してまいります。